VO₂maxがなかなか上がらないなぁ。
頑張って走っているのになぁ。
そんなことを思いながら、最近気になっていたサプリメントを試してみることにしました。
それが、グリコの「パワープロダクション エキストラ オキシドライブ」です。
ここ数か月、私のVO₂maxは52からなかなか上がりませんでした。
そこで、サプリメントの力も試してみようと思い、購入してみました。
たまたま6月28日のジョギング後にVO₂maxが53に上がったので、今回はVO₂max 53からスタートして、飲み続けながら自分の変化を見ていきたいと思います。
もちろん、VO₂maxは日によって変動するものなので、1回の数値だけで「効果があった」と判断するつもりはありません。
今回は、実際に飲んで走ってみた感想と、パプリカキサントフィルについて調べたエビデンスを合わせて紹介します。
エキストラ オキシドライブとは?
グリコの「エキストラ オキシドライブ」は、パプリカキサントフィルを製品3粒あたり9mg配合したサプリメントです。
さらにビタミンCも100mg配合されています。グリコは、有酸素運動で持久力を高めたい人に向けて、この商品を紹介しています。
私がこの商品に興味を持ったのは、「酸素運搬」というところです。
ランニングを続けていると、
「もっと楽に走れるようになりたい」
「ペースを上げても呼吸が苦しくならないようにしたい」
「マラソン後半まで持久力を維持したい」
と思うことがあります。
そこで気になったのが、エキストラ オキシドライブに配合されているパプリカキサントフィルでした。
パプリカキサントフィルとは?
そもそも、パプリカキサントフィルって何なのでしょうか?
名前のとおり、赤パプリカに含まれるキサントフィル類を中心とした成分です。
グリコの原料「PapriX®」は、赤パプリカから抽出された素材で、複数のキサントフィルを含んでいます。
キサントフィルはカロテノイドの一種で、抗酸化作用などが研究されています。
パプリカキサントフィルについては、持久力だけではなく、脂肪や健康面についても研究があります。
例えば、BMI25以上30未満の健康な成人100人を対象にしたランダム化二重盲検プラセボ対照試験では、9mg/日のパプリカキサントフィルを12週間摂取したところ、プラセボ群と比較して腹部内臓脂肪面積が小さくなったことが報告されています。
ただし、これは過体重の成人を対象にした研究です。
ランナーを対象にした研究とは条件が違うので、「パプリカキサントフィルを飲めば脂肪が落ちる」と単純に考えないほうがよさそうです。
では、ランナーに関係する研究ではどうなのでしょうか?
パプリカキサントフィルと持久力のエビデンス
ここは今回、一番気になったところです。
2018年に、パプリカキサントフィルと運動時の酸素摂取量について調べた研究があります。
対象となったのは14人のアスリート。
パプリカキサントフィルを1日9mg摂取するグループと、プラセボを摂取するグループに分け、4週間摂取した後にトレッドミルで運動しました。
運動条件は、時速12kmで20分間。
その結果、パプリカキサントフィルを摂取したグループでは、運動時のVO₂、VCO₂、換気量(VE)がプラセボ群より低くなりました。
さらに、運動後の主観的な疲労感も少なかったと報告されています。
この研究結果を見ると、
「同じ運動強度でも、より少ない酸素摂取量で運動できた」
という点は、ランナーとして興味深いところです。
ただし、ここで注意したいことがあります。
この研究で確認されたのは、一定強度の運動中の酸素摂取量などの変化です。
「VO₂maxが上がった」という研究ではありません。
つまり、
パプリカキサントフィルを飲めばVO₂maxが52から53、54と上がっていく
とまでは言えないわけです。
私自身も、ここは注意しておきたいと思っています。
「呼吸持久力」って何?
グリコの商品説明では「持久力を高めるためには筋持久力とともに、呼吸持久力を高めることが重要」と説明されています。
では、呼吸持久力とは何なのでしょうか?
簡単に言えば、運動中に必要な酸素を取り込み、それを利用しながら運動を続ける能力に関係するものです。
ただ、一般的にランニングでいう「心肺機能」や「持久力」は、呼吸だけで決まるわけではありません。
肺から酸素を取り込み、血液で運び、心臓や血管を通して筋肉へ届け、筋肉で酸素を利用する。
こうした一連の働きが関係しています。
そのため、
「呼吸持久力が上がる=VO₂maxが必ず上がる」
と考えるのは少し違うようです。
私も最初は、
「呼吸持久力が上がればVO₂maxも上がるのかな?」
と思っていましたが、調べてみると、そこまで単純ではありませんでした。
では、エキストラ オキシドライブを飲めば持久力は高まるの?
ここが一番知りたいところですよね。
現時点で私が研究を調べた限りでは、
「パプリカキサントフィルには、運動時の酸素摂取量や疲労感に関係する研究結果がある」
とは言えます。
一方で、
「エキストラ オキシドライブを飲めば、VO₂maxが必ず上がる」
「フルマラソンのタイムが必ず速くなる」
とまでは言えません。
実際、2025年に公表された研究では、9mg/日のパプリカキサントフィルを含む試験で持久力を評価していますが、8週間の主要評価では明確な改善が確認されたわけではありません。研究では、他の成分との組み合わせや一部の条件で持久力改善の可能性が示唆されていますが、さらなる研究が必要です。
つまり、現段階では、
「持久力を高める可能性が研究されている成分」
くらいに考えるのがよさそうです。
実際に飲み続けてみた効果
ここからは研究ではなく、私自身の体験です。
エキストラ オキシドライブを飲み始めて、効果を実感したのは1か月半くらい経った頃でした。
10km程度のジョギングでは、正直なところ、それほど大きな変化には気付きませんでした。
ところが、ペース走をしたときに、
「いつもより呼吸が楽かもしれない」
と感じることがありました。
もちろん、これはあくまで私個人の感想です。
ランニングの調子は、睡眠、疲労、気温、湿度、前日のトレーニングなど、さまざまな条件で変わります。
そのため、
「サプリメントを飲んだから呼吸が楽になった」
と断定することはできません。
ただ、実際に飲んで走ってみて「以前より楽に感じる」と思ったことは、ランナーとしては気になるところです。
VO₂maxは上がったのか?
今回の目的は、ここです。
私は数か月間、VO₂maxが52からなかなか上がりませんでした。
そして、6月28日のジョギング後に53になったところから、エキストラ オキシドライブを飲みながら経過を見ています。
ただし、VO₂maxは時計などで測定した推定値なので、1ポイント上がったからといって、それだけでサプリメントの効果とは判断できません。
これからも、
- VO₂max
- ランニングペース
- 心拍数
- ペース走での呼吸の苦しさ
- 10kmジョグでの体感
- 疲労感
などを見ながら、自分なりに変化を確認していきたいと思います。
まとめ
今回、パプリカキサントフィルについて調べてみて分かったのは、
「単なるイメージだけの成分ではなく、実際に人を対象とした研究が行われている」
ということでした。
特に、9mg/日のパプリカキサントフィルを4週間摂取したアスリートの研究では、一定強度の運動時に酸素摂取量などが低下し、運動後の疲労感も少なかったという結果が出ています。
これはランナーとして興味深い研究結果です。
ただし、
「VO₂maxを上げるサプリメント」
とまでは言えません。
私の場合は、実際に1か月半ほど飲み続けて、ペース走で呼吸が少し楽に感じるようになりました。
これがパプリカキサントフィルによるものなのか、それともトレーニングの効果なのか。
正直なところ、まだ分かりません。
だからこそ、もう少し続けながら、自分のランニングデータで変化を確認してみたいと思います。
「トレーニングは頑張っているけれど、もう一つ何かプラスしたい」
そんなランナーにとって、パプリカキサントフィルという成分を知っておくのは面白いかもしれません。
私はしばらく飲み続けて、VO₂maxやランニング中の体感に変化があるのか、引き続きチェックしてみたいと思います。
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